アイルランド人歌手が人気バンドを離脱 敗血症の後遺症など健康問題 初の米ツアー断念

アイルランド出身のボーカルバンド「ウエストライフ」のマーク・フィーリー(43)が健康問題を理由に離脱することが発表された。肺炎や手術により2022年の「ワイルド・ドリームス」ツアーの多くの公演を欠席していたマークは、現在初めての米ツアーが控えている同グループから離脱。3年以上前に受けた手術の後に発症した敗血症の後遺症による健康面の課題に直面しているそうだ。

グループのインスタグラムにマークは綴った。「ハロー皆。多くの人が知っているように、しばらく僕は健康面の課題を抱えている。3年半前の2020年8月に手術を受けたことが全ての始まりだった。手術から数日以内に、酷い痛みを感じて、救急医療に駆け込んだんだ」「ICUで手術による合併症で重度の敗血症になっていると知らされた。生命の危険がある感染症で即緊急手術が必要だったけど、それによって僕の命は救われたんだ」

「それから数か月間僕は病院で過ごした。ロックダウンの時だった。コロナで厳しい制限があったから、数か月間、自分のフィアンセや当時10か月だった娘など一切の訪問者が許可されなかった。身体的にも精神的にも大変な時期だったんだ。ICUに長期間いることがトラウマ的なのは言うまでもなくね」

2020年12月に退院したマークだが、翌年英ニューキャッスルでのコンサート前に調子を崩し、再びA Eに行き肺炎と診断を受け、家での療養を余儀なくされたことから、同グループの残りの公演を欠席することとなっていた。今回の投稿でマークはその後、合併症の腹壁瘢痕ヘルニアがあることがわかり、4回目となる手術を決行したことを告白、選択の余地はなかったとしている。

幸い手術は成功に終わったものの自身の回復には未だ時間がかかるそうで、同グループのツアーへの不参加を後悔しているとしつつ、メンバーのシェーン・フィラン、キーアン・イーガン、ニッキー・バーンにツアーに向けエールを送っていた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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