会見で自身の結婚について語る大谷翔平(写真・USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
2月29日、自身のInstagramで結婚を報告した大谷翔平。翌日の囲み取材で、結婚相手の女性について「いたって普通の日本人です」「初めて会ったのは3、4年ぐらい前。3年ちょっと前かな」などと説明したことから、日本では「大谷ロス」が加速した。
大手PR会社「サニーサイドアップ」の次原悦子社長は2月29日、自身のXにこう書きこんだ。
《大谷選手結婚!弊社早速失恋休暇が申請されました。早過ぎるでしょ。明日は一体何人が失恋休暇とるんだろ。とにもかくにもおめでとうございます。》
次原氏のポストにリンクが貼られた同社のサイトによると、「失恋休暇」は社名にちなみ、32ある休暇制度のひとつ。
有給休暇の取りづらい世のなかで、「いろいろな制度があったら休暇を取りやすくなるのでは?」という社員の声で、2011年に誕生。「失恋休暇」は、現実だけでなく、2次元や別世界の存在でもOK。男性アイドルの結婚の際に申請した社員もいたというから、大谷も対象となるようだ。
同社のユニークな福利厚生かと思いきや、2月27日、『大下容子ワイド!スクランブル』(テレビ朝日系)が報じたところでは、フィリピン下院のロ―ダン・スアン議員が「失恋休暇」法案を提出したという。
法案は、公務員や民間従業員に失恋の傷を癒やしてもらうための休暇取得を認めるもので、25歳未満には年間1日、25歳から35歳は2日、35歳以上は3日の休暇が認められるという。
ユニークな福利厚生というだけでなく、フィリピンでは法案提出までされている「失恋休暇」には、SNSで賛否の議論が過熱している。
《失恋休暇なんてあるんだ びっくり!!》
《失恋休暇て面白いな》
《失恋休暇とかあるの(`・ω・´)お休みできるん?マジで?》
と、興味を持つ声が上がる一方、否定的な意見も。
《大谷結婚したから失恋休暇取るってみて は?は?は?ってなりました…なんやそれ》
《いや、付き合ってもないのに失恋休暇って》
《失恋休暇って失恋で休みますなんて恥ずかしくて使いたくないだろw》
大谷の結婚でにわかに注目を浴びた「失恋休暇」。日本でも法制化に向けた動きが出てくるかも。