天津市初のスマートコネクテッドカー実証実験ルートが開通―中国

天津市初のスマートコネクテッドカー実証実験ルートが発表され、宝坻区で正式に開通した。

北京・天津・河北協同発展10周年に当たる2月26日、天津市宝坻区党委員会・区政府と北京中関村発展集団による「京津中関村サイエンスシティー発展フォーラムならびに重要プロジェクト調印式」が天津市で行われた。天津市初のスマートコネクテッドカー実証実験ルートが発表され、同日、宝坻区で正式に開通した。

同ルートは全長11.3kmで、北京-唐山都市間鉄道宝坻駅と京津中関村サイエンスシティーを結び、沿線には中央公園、漁陽路、景苑街、建設路、北城西路の5つのステーションを設けた。速度は最高70km/hに達し、片道の所要時間はわずか18分。車路クラウド協同、公道走行、コネクテッド・クラウド制御インテリジェント走行(L2+/L4)の3つの「中国一」を一挙に達成した。

同ルートは統一標準のクラウド制御プラットフォームを構築し、スマートコネクテッド路線バスに対する協同センシング、協同意思決定、協同計画、リアルタイム管理を実現し、道路での突発事象にリアルタイムで対応。自動運転下の歩行者と車両の感知、減速・回避、緊急停車、障害物迂回、車線変更、ステーションでの自動停車、車路協同などの機能を実現しており、今後の拡大と多くの応用シーンの利用をサポートする。また、19の交差点で状況に応じた信号制御の自動最適化と路線バス優先通行を実現し、これまでの「車が信号を待つ」から「信号が車を見る」へと進化。片道の通行に要する時間は47%と大幅に短縮された。また、配車予約ミニプログラム、路線バス運行システム、クラウド制御基本プラットフォームというフルリンク路線バス応用シーンを実現した。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

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