新見市の施設でレジオネラ菌検出 国基準の75倍 健康被害報告なし

 新見市は1日、市の健康増進施設・げんき広場にいみ(同市上市)の男子浴室で、国基準の75倍となるレジオネラ菌が検出されたと発表した。同浴室は2月29日から利用を中止している。これまでに健康被害の報告はない。

 市によると、岡山県備北保健所が同20日に行った定期水質検査で、100ミリリットル中10CFU(菌の塊の単位)未満の基準に対し、750CFUの菌を検出した。市は結果が判明した29日に報告を受け、同浴室やろ過装置の洗浄、滅菌設備の点検を行った。安全が確認されれば1週間程度で再開する見込み。

 女子浴室やプールなど館内のほかの水質に問題はなかった。

 男子浴室は1日50人程度が利用しているという。

© 株式会社山陽新聞社