カタール航空、大阪/関西〜ドーハ線再開 約8年ぶり

カタール航空は、大阪/関西〜ドーハ線の運航を、きょう3月1日から再開した。

1日1往復を、ビジネスクラス36席、エコノミークラス247席の計283席を配置したエアバスA350-900型機を使用して運航する。所要時間は大阪/関西発が12時間5分、ドーハ発が9時間20分。

初便となる、ドーハ発のQR802便は午前1時17分に出発し、大阪/関西に午後4時4分に到着した。折り返しの大阪/関西発のQR803便は午後6時5分に出発し、ドーハに翌2日の午前0時1分に到着する見通し。

2005年3月31日に同路線に就航したものの、ネットワーク最適化の一環として、2016年3月31日をもって撤退していた。2020年4月6日から約4年ぶりに運航再開を計画していたものの、新型コロナウイルスの影響で延期していた。

関西国際空港で開いた式典には、カタール航空の高橋亮介日本支社営業本部長とチェオン・ユー・チャン北アジア営業統括本部長、ラサンタ・ウィジタナンダ ネットワーク・ステーションズリジョナル・マネージャー、関西エアポートのフランソワ・スタレスキー最高商業責任者(CCO)、大阪航空局関西空港事務所の勝谷一則関西空港空港長が出席し、テープカットと「チンドン屋」によるパフォーマンスで再就航を祝った。

カタール航空は、ドーハを拠点に170都市以上にネットワークを広げており、日本発はヨーロッパやアフリカなどへの乗り継ぎ需要が多い。季節ごとに変動はあるものの、留学やMICEなどの需要のほか、関西圏からブラジルなど南米への渡航需要の獲得も見込んでいる。日本の就航空港は東京/羽田・東京/成田に次いで3空港目となる。

なお、東京/羽田〜ドーハ線は4月1日をもって運休し、3月31日に開設する日本航空(JAL)との共同運航(コードシェア)でネットワークを維持する。JALとは日本国内34都市を結ぶ路線でもコードシェアを実施している。

カタール航空ホリデーでは、ドーハでの「ストップオーバー・パッケージ」を提供している。4つ星もしくは5つ星、ビーチホテルなどから選べ、市内や砂漠のツアーなどにも参加できる。

■ダイヤ

QR803 大阪/関西(18:00)〜ドーハ(00:05+1)/月・火・水・木・金・日

QR803 大阪/関西(18:30)〜ドーハ(00:35+1)/土

QR802 ドーハ(01:10)〜大阪/関西(16:30)/月・火・水・木・金・日

QR802 ドーハ(01:40)〜大阪/関西(17:00)/土

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