難波市長27日は商工会議所女性会と懇談 テーマは「アリーナの整備」

静岡市の難波喬司市長が静岡商工会議所女性会のメンバーと懇談しました。積極的に進める姿勢のアリーナ構想についても言及しました。

静岡・葵区 静岡商工会議所 午後1時半すぎ

難波喬司市長:
「よくハコモノと言われますけど、ハコモノは、私もよくハコモノ行政だと言われますが、一体ハコモノって何かというところ」

27日静岡市内で開かれたのは「市長と語る会」。

難波市長が市長に就任してから初めての開催で、静岡商工会議所の女性会のメンバー35人が参加しました。

この会は、市政の理解を深めるきっかけの場となるように開催されました。

今回のテーマの一つが、「東静岡地区のアリーナ誘致整備」について。

いわゆるハコモノ事業について、難波市長はー。

難波喬司市長:
「おそらく収益を生まない施設をハコモノだと言っていると思う。このアリーナは、まずは投資案件、もちろん文化施設かける収益施設というのが次世代アリーナの特徴となる。」

市の試算によると、アリーナを30年間運用した場合、利益は1500億円。

少なく見積もっても1000億円としています。

アリーナの整備自体は決定していないものの、今は周辺の街づくりをはじめ、運営方式など、準備段階だといいます。

では、完成はいつ頃を予定しているのでしょうか?

難波喬司市長:
「じゃあ、いつごろできるのかと言うと、おそらく2030年なると思う。順調にいって2029年の末か、2030年、あるいは2030年中になる。」

アリーナは長年の悲願

そもそも、この「アリーナ構想」は静岡市にとって長年の悲願でもあります。

東静岡に市が所有する2万4000㎡の土地。

ここに、プロスポーツや音楽イベントを開催でき、最大1万席を確保することができるアリーナを造る計画です。

建設費は現時点でおよそ266億円と見込まれていて、運営費は年間でおよそ5億円程度とされています。

難波市長・16日
「アリーナは完全に市にとっては投資案件だと思っている。
どうしてもあれ(アリーナ)はやっていくべき施設だと思っている」

難波市長は、このアリーナ建設の事業化に向け、来年度の予算案に合計6000万円の予算を計上しています。

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