初登場スイーツも人気 北海道・関西フェア 花巻空港開港60周年

多くの来場者でにぎわう開港60周年を記念した北海道・関西スイーツフェア

 いわて花巻空港開港60周年を記念し、各就航先地域の菓子などを集めた「北海道・関西スイーツフェア」は1日、花巻市東宮野目の同空港ターミナルビルで始まった。人気のパティスリーから老舗の和洋菓子店までえりすぐりの商品を取りそろえ、初日は訪れた来場者が次々と商品を手に取った。10日まで。

 空港の魅力発信、利用促進を目的に2011年から始まり、新型コロナウイルスの影響で中止、規模を縮小した年もあったが、今年で20回目の開催。市内はもとより県民に人気のイベントで、開港60周年の今年は新千歳、大阪(伊丹)、神戸の各空港所在地から30の商品が集まった。

 利用客の関心は、フェルムラ・テール美瑛(北海道)のチョコレートと練乳ミルクで仕上げた「北海道美瑛ミルクサンド」や、ミルフィーユ(大阪府)の粗く刻んだナッツを加えて焼き上げた「ロッシェ」など本県初登場の六つの商品。「マルセイバターサンド」などで知られる六花亭(北海道)の商品も同フェアでは初めての取り扱い。ムーラン(大阪府)の「蓬莱本館豚まん」や神戸フランツ(兵庫県)の「神戸魔法の壺プリン」なども人気を集める。

 営業時間は午前8時~午後6時30分。同フェアの売り上げの一部は能登半島地震被災地の支援に役立てられる。

© 岩手日日新聞社