【梅村さんのごはんですよ】第3回 栗ご飯と栗きんとん

材料

栗ご飯 栗 20個
米 2カップ
もち米 大さじ4
酒 少々
塩 少々
だし昆布 10センチぐらい

栗きんとん 栗 20個
サツマイモ(中) 3本
はちみつ 大さじ5
砂糖 好みで適当

栗は皮をむいて、水を張った鍋に入れ、軟らかくなるまでゆでます。およそ15〜20分、箸で押すとホロリと崩れるくらいまでゆでると自然にアクも抜けます。それをざるに取って水を切っておきます。

米はもち米と合わせて洗い、炊飯器に酒、分量の水、だし昆布を入れ、その上に、ゆでておいた栗をパラリと載せてスイッチを入れます。炊き上がったら、上下をふっくりと軽く混ぜ合わせれば出来上がりです。

栗きんとんの栗は、栗ご飯と同じように、ゆでてざるに上げておきます。サツマイモは蒸し器でしっかりと蒸し上げた物を、熱いうちに麺棒でトントンつぶします。そこに栗も一緒に入れて、はちみつと砂糖を加え、栗の形を少し残すように、木杓子を使って一生懸命、混ぜ合わせれば、右写真のような「べっぴん」の出来上がりです。

ご飯を炊く時に使っただし昆布は捨てません。2センチ幅に縦長に割いて結んだ物と、鶏肉、ジャガ芋、カボチャ、コンニャク、インゲンなど、冷蔵庫にある物を合わせて、手早く「筑前煮」を作りました。栗ご飯と誠に良く合います。

さあ みんな~、今日は特別べっぴんさんごはんですよ~。

梅村明代(うめむら・あきよ)
1942年、山口県下関市生まれ。インドネシア在住30年を超える。現在の住まいはデポックにある、良く手入れされた庭と畑付きの一軒家。

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