宮崎県民所得240万9000円 21年度、4年ぶり増

 2021年度の1人当たり宮崎県民所得は前年度比4.6%増の240万9千円で、4年ぶりに増加に転じたことが1日、宮崎県が公表した県民経済計算で分かった。新型コロナウイルス禍によりサービス関連消費で厳しい状況が続く中、スギ素材生産や民間工事、貨物輸送の増加など企業活動が持ち直したことが要因。国が示した1人当たり国民所得315万5千円より74万6千円少なかった。県内総生産は名目、実質ともに3年ぶりのプラス成長となった。

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