ラマダン前のガザ休戦合意に期待=エジプト外相

[アンタルヤ(トルコ) 1日 ロイター] - エジプトのシュクリ外相は1日、イスラム教のラマダン(断食月)までにパレスチナ地区ガザにおける戦闘停止で合意できることを期待していると述べた。

仲介国のカタールやエジプト、米国などによるガザの休戦に向けた協議が先週からパリで続けられている。

シュクリ外相は、協議が「理解する段階に達したと言える。敵対行為を停止し、人質を解放できることを期待している」とし、3月10日ごろから始まるラマダン前に「合意するには期限があると誰もが認識している」と語った。

関係筋によると、休戦案には全ての軍事行動の40日間停止やパレスチナ人の囚人とイスラエル人の人質を交換する内容が含まれる。

パレスチナ自治政府のマルキ外相は、イスラエルは国際的な圧力がかからない限り休戦を表明しないだろうとし、「今後数週間以内に休戦に至らなければ、(ガザ最南部)ラファに対する新たな攻撃が実施され、ジェノサイド(大量虐殺)が継続することになるのは明白だ」と述べた。

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