ステレオフォニックスのケリー・ジョーンズ、17年振りのソロアルバムを発売へ

ステレオフォニックスのフロントマン、ケリー・ジョーンズが17年振りのソロアルバム『インエヴィタブル・インクレディブル』を発表する。ザ・ウィンド・アンド・ザ・ウェーヴのパティ・リンとドワイト・ベイカーと共に、サイドバンド、ファー・フロム・セインツを結成し、昨年3月にセルフタイトルアルバムをリリースしていたケリー、今回2007年の『オンリー・ザ・ネームズ・ハヴ・ビーン・チェンジド』に続くソロ作のリリースとなる。

ノルウェーの北海の小さな孤島にあるオーシャン・サウンド・スタジオで6日間レコーディングをしたというケリー、「真にカタルシス」を感じた先にできた同新作は、ピアノで作曲された8曲を収録、夜に録音された演奏を通して、感情の深淵さと魂への探求が表現されているそうだ。

プレスリリースによると、同新作はリスナーに、自身の栄光に甘んじないアーティストの親密な内面を見ることができる心を奪う旅を提供するという。

ケリーはこう話す。「孤島のスタジオは曲に生命と息吹を与え、邪魔するものは何もなかった。新しい体験だったよ。どんな音にしようという期待は一切なかった。曲を生む過程で僕はただ感情と脆さを注いだ。次々と天候が変わり、外の世界とはほぼ関係を持たなかった。そういった全てのことが、曲に影響している。真にカタルシスを感じる体験だった。これらの曲に全てを残したという気持ちでいる」

そんな待望のケリーの新作は5月3日にリリース、現在タイトルトラックが配信中となっている。

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