「『勘弁してくれ』みたいな」磐田FWジャーメイン良はPKの直前、小林悠になんと声を掛けられた?「あれだけのキャリアのある選手が...」

ジュビロ磐田は3月1日、J1第2節で川崎フロンターレとUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで対戦。5-4で激闘を制し、今季リーグ戦初白星を飾った。

この一戦で4ゴールと躍動したのがジャーメイン良だ。先制して迎えた18分、ヘディングでネットを揺らすと、29分にも追加点。さらに、3-3とタイスコアで迎えた80分にPKを決めて勝ち越しに成功すると、再び追いつかれた後の90+7分にもPKで決勝ゴールを挙げた。

2本のPKは、「いつも通り、読まれても取られないところに意識して蹴りました」と、ともに落ち着いて狙い通りのコースに蹴り込み、強心臓ぶりを披露。決勝点となった2本目のPKを蹴る直前には、川崎の小林悠から、なにやら後ろから声をかけられる場面もあったが、プレッシャーには感じなかったという。

【動画】ジャーメインがPKで決勝弾!
「(小林に)『取りすぎだよ、勘弁してくれ、マジで頼むよ』みたいな感じで言われました(笑)。でもあれだけのキャリアのある選手が僕にそこまでプレッシャーをかけようとは思っていないと思いますし、コミュニケーションの一環のような感じで捉えました」

常にゴール前では冷静な28歳のストライカー。圧倒的なパフォーマンスだった。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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