元・乃木坂46相楽伊織、舞台でひとり2役に挑む! コミカルなベリーダンスに会場湧く

2月29日(木)、OFFICE SHIKA×新宿シアタートップスによる舞台『9階団地のスーパースター』のゲネプロが行なわれ、公演初日を迎えた。

第55回岸田國士戯曲賞の最終候補にノミネートされた『スーパースター』(2010年に上演)を新たな脚本と演出でリメイクした本作。取り壊しが決まった団地に住む売れない漫画家・星川輝一(山崎晶吾)の半生、夢や妄想を瑞々しく描くストーリーだ。

山﨑晶吾、佐野岳、小越春花(NGT48)、浅野康之、星元裕月らとともに、元・乃木坂46の相楽伊織が出演した。

相楽は、昨年10月に舞台『けものフレンズ』で主演を務め、愛くるしいオオミミギツネの演技が評判に。また、今年2月上演の『ロッカールームに眠る僕の知らない戦争』では、学生運動に参加する女学生をシリアスに演じるなど、幅広い演技で注目を集めている。

今回の『9階団地のスーパースター』では、ひとりで2役に挑戦。1役めは、主人公・輝一と同じ団地に住む幼なじみの少女「ノロイ」。

小学生時代はマイペースな性格で少し変わった少女として登場し、大人になると、借金返済をしながらスナックで身を粉にして働くようになる。雰囲気が変わっていくひとりの女性の半生を丁寧に演じた。さらに、コミカルなベリーダンスも披露し、会場を沸かせる一幕もあった。

また、輝一が考えた漫画に登場する「セーラービーン」という“美少女戦士”のパロディキャラクター(2役め)もハイテンションに演じた。現実を生きる女性と、架空のキャラクターという振れ幅をひとつの舞台で魅せている

初日を終えた相楽本人は「見たことない感じだったと思うけど、、笑 千秋楽まで文字通り駆け抜ける!!!」とXの公式アカウントでコメント。

ダンスや歌唱シーンもふんだんに盛り込まれ、出演陣のエネルギーに満ち満ちた本作。相楽のかつてない全身全霊を感じられる舞台だ。

東京公演は、新宿シアタートップスにて2024年2月29日(木)から3月10日(日)まで上演予定。兵庫公演は、アイホール(伊丹市立演劇ホール)にて、2024年3月15日(金)から17日(日)上演予定。

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