「カッコ悪いのにカッコいい!」オズワルド伊藤、がん療養中の相方に“男気メッセージ”背景に過去の「恩返し」

オズワルド・伊藤俊介が、2月29日に自身のXを更新。腎臓がんで療養中の相方・畠中悠へメッセージを送った。

2023年11月に、空気階段の鈴木もぐらとPET検査を受けた際、腎臓に腫瘍が見つかり、1月に泌尿器科でおこなわれたCTスキャンで、初期の腎臓がんと診断された畠中。このことを、2月28日に放送された『ほら!ここがオズワルドさんち!』(TBSラジオほか)で報告し、その後、Xで《ラジオ ここオズ で報告した通り、腎臓に癌が見つかり手術する事になりました!》と投稿。手術のために入院し、3月7日まで活動を休止することを発表していた。

翌29日、入院中の畠中は《皆さま、ご心配おかけしております。今朝手術をして昼過ぎには終わりました。卓越した先生の技術により、予定よりも早めに上がらせてもらいました》と、手術が成功したことを伝えた。

同日、ヨシモト∞ホールでおこなわれたお笑いライブ「ワラムゲ!」にひとりで出演した伊藤は、白い全身タイツにティアラをかぶったステージ衣装の写真をXに投稿し、《畠中おめでとう 留守は任せろ。必ず、一笑いとってくる》と、畠中にメッセージを送った。

畠中への愛が感じられる伊藤の“男気”投稿に、SNS上ではさまざまな意見が書き込まれている。

《カッコ悪いのに、なぜ、そんなにカッコイイんだよ!》

《そのティアラ、ダイソーに売ってたw》

《畠中さんの穴を必死に埋めるべく過密スケジュールの中で責任感だけでなんとかしようとしてるというバックボーンを想像すると 出てきただけで絶対腹抱えて笑う自信がある》

《めちゃくちゃ面白かったです!2人の漫才見れないのかーと思って行きましたけど、本当によかったです!!続けて欲しい》

伊藤のメッセージには、療養中の畠中を安心させるだけでなく、「深い理由がある」とお笑いライターは話す。

「伊藤さんには極度の遅刻癖があり、お笑いライブに限らず、ほかの仕事でも頻繁に遅刻しています。そのたびに畠中さんが場をつなぎ、関係者に謝罪していますが、今回、伊藤さんが男気を見せたのは、単に日頃の申し訳なさからだけではないのです。

2023年6月25日、ヨシモト∞ホールでおこなわれたライブで、伊藤さんは体調不良により急遽、出演中止になりました。畠中さんがピンでステージに立ち、会場を盛り上げたのです。そのときの恩を返したいという思いがあるのでしょう」

オズワルドは、3年間レギュラーを務めたヨシモト∞ホールからの卒業が発表されたばかり。3月31日には、最終公演『卒業するんだってさーーーー!!』の開催が決定している。

「オズワルドは、2021年4月5日のリニューアル以降、ヨシモト∞ホールの看板芸人『ムゲンダイレギュラー』の一員として出演しています。それ以前からすでに勢いのある若手コンビとして注目を集めていましたが、『M-1グランプリ2021』(テレビ朝日系)の準優勝をきっかけに大きくブレイクしました。2人にとってヨシモト∞ホールは、運気を引き寄せてくれた特別な場所。畠中さんの活動休止があっても、卒業まで1日も穴を空けたくなかったのでしょう」(同前)

オズワルドが次にコンビとしてヨシモト∞ホールに出演するのは、3月14日。ふだんはボケ役の畠中だが、伊藤のメッセージにどのようなツッコミを入れるのか、見ものだ。

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