「気が付いたら入っていた」磐田の大卒ルーキー植村洋斗、プロ初弾も一切の油断なし!「結果を残していくしかない」

見事なショットでプロ初ゴールを挙げた。

ジュビロ磐田は3月1日、J1第2節で川崎フロンターレと敵地で対戦し、ジャーメイン良の4ゴールなどで5-4の勝利。このゴールラッシュの口火を切ったのは、大卒ルーキーの鮮烈な一撃だった。

開始6分、左サイドから松原后が挙げたクロスを植村洋斗がペナルティエリア右で収め、左足を振り抜く。グラウンダーの巻いたシュートは完璧なコースに飛び、左ポストの内側を叩いてゴールに吸い込まれた。

【動画】大卒ルーキー植村の鮮烈弾!
「試合前から監督に『思いっきりシュートを打っていけ』とチーム全体として言われていたので、あのシーンもボールが来た時に迷わずシュートを打とうと自分の中で決めてトラップしたので、迷いなく振れたのがゴールに繋がったなと思います。

打って、ボールがどこに行ったのか分からなくて、気が付いたら入っていた。あまりコースは見えていなかったんですけど、入って良かった。チームも勝てましたし、自分もプロ初ゴールをとれたのは嬉しいですね」(植村)

プロ1年目ながら、2月24日のヴィッセル神戸戦(0-2)で開幕スタメンを飾ると、磐田戦で2試合連続の先発入りを果たし、さっそく起用に結果で応えた。植村自身も手応えを感じている。

「自分がキャンプからアピールしてきて、試合に出るチャンスをもらえた。そこからは結果を残していくしかないと思う。本当に開幕戦から今日もすごく自分らしくパフォーマンスができている」

だが、まだシーズンは始まったばかり。「これを続けていくために、もっと成長していかないといけないと思うので、ひとつずつに向き合って、1年間戦える身体づくりをしていきたい」とスタメンの座を守るため、一切の油断はない。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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