縄文時代の玉文化

 ◎…約3500年前の輝きにうっとり―。県内各地の遺跡から出土した勾玉(まがたま)などが並ぶ展示「縄文時代の玉文化」が宮崎市の県総合博物館で開かれている=写真。11日まで。
 ◎…縄文時代にアクセサリーなどとして使われた玉類で、丸玉や獣形勾玉など形はさまざま。ヒスイ製のほか、九州中部が産地とされる「クロム白雲母」という石を使ったものもある。
 ◎…ヒスイは東、クロム白雲母は西からブランド品のように各地に運ばれたとみられ、「美に対する意識は現代にも通じる」と担当者。時代は変わっても人々の心は変わらないようだ。

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