春から小学生になる園児を対象にした「幼児交通安全フェスティバル」がこのほど、神埼市中央公民館で開かれた。市内9園の園児約190人が、警察官や交通指導員から安全な道路の渡り方などを学んだ。
園児は手を大きく上げ、左右を確認しながら道路を渡るよう教わり、信号や横断歩道の模型を使って練習した。神埼署の前川直署長は「道路では遊ばない、飛び出さない」「信号を守る」「知らない人に声をかけられても、絶対についていかない」の三つを約束するよう話し、引率の保育士らには「通学路を歩き、危険な場所を見つけたら保護者などにも伝えて」と呼びかけた。
神埼こども園の佐藤至(いたる)ちゃんは「事故に遭わないために、しっかり右左右を確認する」と約束し、七田慧泉(えみ)ちゃんは「手を大きく上げて運転手さんに気付いてもらうようにする」と話した。
新型コロナ禍の影響で4年ぶりに開催され、県警音楽隊の演奏などもあった。(樋口絢乃)