鳥栖工業高の建築科の3年生6人がこのほど、鳥栖市社会福祉協議会に手作りの木製ガーデンベンチ1基を寄贈した。「日陰がほしい」との要望を受け、高さ2.4メートルの屋根付きテーブルと4人がけのベンチ2脚をセットで贈った。
授業の研究課題として昨年4月から取り組み、図面から部品製作、組み立てまでの全工程を行った。市社会福祉会館横にある広場に設置し、同館を利用する子どもや親子に癒やしの場として利用してもらう。
同館で寄贈式があり、生徒たちは雨が降る中、ベンチを取り付けた。社協の石橋哲文事務局長は「とても立派なベンチで利用者の集いの場になる。大切に使いたい」と感謝した。弓椿樹さんは「みんなで意見を出し合って完成できてよかった。子どもたちが建築に興味を持つきっかけにもなれば」と期待した。(井手一希)