お金持ちの街【芦屋】では「自転車に乗れるかどうか」でお金持ち度がわかる!?【前編】

こんにちは。芦屋の「下の方」に住みついて約100年の4代目、生粋の「アシヤレーヌ」から進化した芦屋マダム、やすよです。
今回は、芦屋の自転車事情についてご紹介します。

【芦屋マダムが語る独特すぎる!?「芦屋あるある」連載 #2 前編】

子育て中の必須アイテム「自転車」事情、芦屋の場合は?

朝の通勤通学の時間帯、最寄り駅や保育園、幼稚園に向かって自転車が爆走する様子は、芦屋でも見慣れた朝の光景です。

しかし、前回ご紹介した通り、芦屋市は小さな街でありながら南北に細長く、南は海抜0mの海から、北は瀬戸内海国立公園内にある自然豊かな奥池地区まで、市内の最大標高差はなんと500m以上。

自転車の需要がない=どう頑張っても自転車ではたどり着けない地域が存在します。

芦屋の中でも特にお金持ちが住むエリアとして有名な六麓荘(ろくろくそう)町をはじめとした、標高の高い「山の方」では、自転車どころかヒールのある靴で歩くこともままならず、たまにすれ違う歩行者と言えば、明らかに装備が違う六甲山へのハイカーがメインです(笑)。

自転車も同様で、カスタマイズされた明らかに高級そうなマウンテンバイクにバイクウェアで、趣味やスポーツとして自転車を楽しむ方は見かけても、日常使いの自転車を見かけたことはありません。

なぜか自転車がかぶりがちな理由とは?

JRの駅前には屋根ありの駐輪場も併設されています

一方、「山の方」とは対照的に平地が続く「海の方」の芦屋市民にとっては、自転車は生活必須アイテム。

通勤通学用にはママチャリ、小さい子どもがいるご家庭では前後に子ども用の座席をつけた電動アシスト自転車(通称電チャリ)を愛用し、子どもが自転車に乗れるようになったら家族の人数分の自転車が並ぶ、というご家庭も珍しくはありません。

ちなみに我が家はまさにこのパターンです(笑)。

それなりの需要があるにもかかわらず、なぜか芦屋市内にはサイクルショップがほとんどありません。有名チェーン店や郊外型の大型スーパーが市内にはほとんど存在しないためかもしれません。

特に子ども用や電動アシスト付き自転車など、子どもの成長に合わせたメンテナンスが必要な自転車は近隣で購入するほうが便利なので、数少ないショップで購入しがち。その結果、自転車のデザインがよくかぶります(笑)。

購入時にママ友と遭遇したり、幼稚園や保育園の送迎時には似たような自転車がずらりと並ぶ光景を見かけたり…子ども用自転車に至っては、お友達同士で色やデザインまで全く同じ、というパターンもめずらしくありません。

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