「多発性骨髄腫」がん8か所転移、宮川花子さん「大助さん、介護男子なんですよ」 「大事な嫁がひっくり返れば男も介護するよ」夫婦漫才師が体験した闘病と介護

夫婦漫才コンビ「宮川大助・花子」さんが、鳥取県米子市で開かれたフレイル」に関する講演会に登場しました。2人は、花子さんが抱える病気「多発性骨髄腫」について触れ、健康について考える大切さを来場者らに呼びかけました。

宮川花子さん
「ただいま戻りましたー!」

2月24日、講演会に車いす姿で登場したのは宮川花子さん。そして、夫で境港市出身の宮川大助さんです。

宮川花子さん
「まずね、病院に運ばれた時、半年の命やっていわれたんですよ」

宮川花子さんは5年前、血液のがんの一種である「多発性骨髄腫」を発症。がんが8か所に転移するなどし入院生活を余儀なくされ、活動も一時休止。それでも、自身も高齢者である大助さんが花子さんを献身的に支えました。

宮川花子さん
「この病気になって、大助さん、介護男子なんですよ」
宮川大助さん
「口から下の世話から、全部僕が。そりゃ大事な嫁がひっくり返れば男も介護するよ。あんただってするやろ?俺がひっくり返ったら介護するやろ?」
宮川花子さん
「ううん!」

現在は病気と闘いながら、軽快な漫才を披露できるまでに回復。
この日も何度も会場を沸かせていました。

来場者は
「素敵ですよね、病気されても元気で。皆さんの前で笑わせてくださって。」

宮川大助さん
「普通に当たり前のことが毎日ずーっと続くと思っているんですけど、ある程度の年齢とか、ちょっとしたきっかけでぼーんと出てくるんですね。
男から言わすと、お父さん、嫁はんが元気なうちに、女房は大事にしてください。本当ですよ!」

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