中国非製造業PMI、2月は51.4 引き続き上昇

中国非製造業PMI、2月は51・4 引き続き上昇

上海ディズニーランド上空に上がった「竜」の字をかたどった花火。(2月9日撮影、上海=新華社配信)

 【新華社北京3月2日】中国国家統計局サービス業調査センターと中国物流購買連合会(CFLP)が1日に発表した2月の非製造業購買担当者景況指数(非製造業PMI)は51.4となり、前月から0.7ポイント上昇した。

 同センターの趙慶河(ちょう・けいか)高級統計師は、2月の非製造業PMIの特徴として次の2点を挙げた。

 ①サービス業は前月比0.9ポイント上昇の51.0となり、上昇ペースがさらに加速した。業種別に見ると、春節(旧正月)連休(2月10~17日)などの要因を受け、祝日の移動や消費に関わる業界の生産・経営活動が活発だった。うち小売、鉄道輸送、道路輸送、飲食、生態系保全、公共施設管理などの業種は53.0を上回った。航空輸送、通貨・金融サービス、文化・スポーツ・娯楽などは60.0以上の高水準となり、業務総量の高い伸びを示した。一方で不動産、住民サービスなどは引き続き50.0を下回り、景況感が低迷した。市場見通しでは、業務活動予期指数が58.1と1.2ポイント低下したが高い数値を維持し、多くの企業が市場の発展に良好な見通しを持っていることが再び示された。

 ②建設業が拡大を維持した。春節連休や低温・降雨・降雪などの要因を受け、建設業PMIが53.5と0.4ポイント下がったが、依然として拡大区間で推移し、業界全体の成長傾向が継続していることを表した。市場見通しでは、業務活動予期指数が55.7と高水準を保持し、業界発展に対する企業の楽観的な見通しが続いていることを示した。

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