通勤手当を不正受給 バス定期券を払い戻し… 2職員を懲戒処分 佐世保市

 長崎県佐世保市は1日、通勤手当を不正受給したとして、保健福祉部の40代非正規(会計年度任用)の女性職員と、市民生活部の20代非正規の女性職員の計2人を減給10分の1の懲戒処分にしたと発表した。
 昨年、別の元非正規職員が通勤手当を不正受給していた問題を受け、全庁的に点検し発覚した。バス定期券を購入し、職場にコピーを提出後に払い戻しする手口で、40代職員はコピー提出を求められなかった場合は購入もしていなかった。
 不正受給額は40代職員が2020年12月の採用時からの手当分38万6760円、20代職員が23年4月採用時からの手当分18万9820円。市は管理監督責任として、保健福祉部の課長補佐級の職員と20~22年度当時の所属長を口頭厳重注意とした。

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