3年間の思い出胸に 県内高校で卒業式 宇都宮中央女子高校

 栃木県内多くの高校で3月1日に卒業式が行われ、卒業生たちが学び舎を巣立ちました。

 県内の県立高校全日制と定時制のべ65校と、私立高校9校が3月1日に卒業式を迎えました。

 このうち普通科と総合家庭科の生徒合わせて271人が卒業する宇都宮中央女子高校です。2022年4月から男女共学の宇都宮中央高校になったため、この学年が女子高として最後の卒業生になります。

 担任から生徒の名前が1人ずつ呼み上げられると大きな声で返事をして席から立ち上がり、二つの科の代表者に卒業証書が手渡されました。

 宇都宮中央女子高校は1928年に前身となる学校が誕生し、これまで3万人を超える卒業生を送り出してきました。

 女子高の最後の入学生として始まった高校生活は、新型コロナウイルスが猛威をふるい、日常や学校行事でさまざまな制限を強いられてきました。それでも2023年度は体育祭や文化祭などがコロナ禍前と同じように開催できるようになり、高校最後の1年を思い切り楽しむことができたということです。

 去年の卒業式は感染症対策として在校生は教室から配信を見ていましたが、ことしは、全校生徒が参加し、先輩の門出を見送りました。

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