「いきいきトレイン」出発進行! 壱岐観光を島鉄でPR 特産品やクイズで島旅気分 長崎

大三東駅で、ORCのCA(前列中央)らと記念撮影する参加者=島原市有明町、同駅

 島原鉄道(長崎県島原市)は2月24日、壱岐観光をPRするイベント列車「壱岐いきいきトレイン」を初めて運行した。参加者が特産品を列車内で味わったり、クイズを楽しむなどして、島への旅気分を味わった。
 壱岐と島原をつなぐ交通機関同士が連携し、離島、半島の振興や交流促進につなげようと、壱岐市観光連盟が航空会社「オリエンタルエアブリッジ」(ORC)を通じて島鉄に提案し、3者連携で実施。県内外の32人が参加した。
 ORCの客室乗務員(CA)も添乗。参加者は空の旅をイメージしたCAのアナウンスを聞きながら諫早駅を出発。平成新山など島原半島の風景を島鉄のトレインアテンダント(TA)が解説し、島原駅まで約2時間の旅を楽しんだ。
 車内では、壱岐牛すき焼きなど壱岐の食材を盛り込んだ弁当を提供。壱岐産麦焼酎の振る舞いや、特産品が当たるクイズ大会もあった。「日本一海に近い駅」とされる大三東(おおみさき)駅に停車し、参加者はCAやTAと記念撮影した。
 夫婦で参加した長崎市橋口町の公務員、新貝詩織さん(29)は「プライベートでは壱岐に行ったことがなかったが、現地のことがよく分かった。島原半島の景色にも癒やされた」と話した。

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