アマゴ3千匹放流 3月1日の解禁に向け、和歌山・日高川漁協

日高川にアマゴの成魚を放流する参加者=28日、和歌山県田辺市龍神村龍神で

 3月1日のアマゴ釣り解禁に向けて、日高川漁協(和歌山県日高川町)は28日、田辺市龍神村内の日高川にアマゴの成魚約3千匹を放流した。解禁初日について関係者は「今のところ、水量は最高のコンディションになるのでは」と期待している。

 成魚の放流は、手応えのある釣りと釣果を気軽に楽しんでもらおうと毎年実施している。

 今回放流したアマゴは、全長20~40センチ。参加した関係者やボランティア約10人が、橋の上からロープでバケツを下ろしたり、バケツリレーをしたりして、龍神村の龍神、宮代、安井の3カ所に放流した。

 漁協では、アマゴの天然資源の回復を目指し、支流をメインに稚魚の放流にも取り組んでいる。本年度(昨年5月22日~6月29日)に平均6.7グラムの稚魚を計28万5千匹放流した。

 さお釣り期間は9月末まで。遊漁料(税込み)は、年券6050円、日券2420円。問い合わせは日高川漁協(0738.52.0224)へ。

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