県の魚「サクラマス」釣りが1日、最上川水系(県南漁協・西置賜漁協管内を除く)と赤川で解禁された。酒田市の赤川では冷たい雨が降る中、太公望が釣果を求めてさおを振っていた。
赤川河口付近では県内外の釣り人が岸に並んだ。夜明けから釣り始めた農業堺浩二さん(50)=上山市=は「解禁日は一番釣れる。まずは1匹釣って春を迎えたい」と話し、ルアーを黙々と飛ばしていた。
赤川漁業協同組合(鶴岡市)によると、赤川では正午までに40~60センチが5匹ほど上がったという。同組合の担当者は「初日は天気が悪く、釣り人が少なかったが、天気が回復すればもっと釣果が出るようになると思う」と話した。遊漁期間は8月31日まで。