山形市高瀬地区の名所や見どころ、飲食を楽しめるスポットを紹介する新たな看板「ようこそ 紅花の里 高瀬」が、JR高瀬駅などに設置された。地元で暮らすアナログイラストレーターさかいかんなさん(28)がマップ制作に当たり、手描きで温かみのあるタッチのイラストが観光客らを楽しませている。
高瀬地区振興会(和田友一会長)が作製した。依頼を受けたさかいさんは1年ほど前から構想を練り、名所旧跡のほか、飲食店、牧場などにも足を運び、イラストで再現した。
高瀬で生まれ育ったさかいさんは、子どもの頃から知っている場所、最近できた店を地域外から訪れた人にも紹介したいと、40超のスポットを描き込んだ。特産の紅花の畑がある場所には紅花のマークを付け、ホタルやカモシカなど実際に見かけた生き物も加えた。全て手描きにこだわり「実際に行ってみたいと思えるよう、楽しい雰囲気が伝わるイラストにした」と話した。
看板の大きさは縦約1.2メートル、横約1.8メートル。駅構内と、線路を挟んだ飲食店の2カ所に掲示した。今後、マップのさらなる活用法を探るという。