サウジアラビア、2023年の観光客数1億人突破 計画より7年前倒しで達成

サウジアラビアは、2023年の観光客数が1億人を突破した。当初の計画より7年前倒しで達成した。

2,700万人以上の外国人観光客と7,900万人以上の国内観光客により、消費額は670億米ドル以上に及んだ。このうち外国人観光客の伸びは前年比65%増で、消費額は370億米ドルだった。国全体のホテルの数も増加した。2023年の観光客の支出額は、GDPの4%以上、非石油GDPの7%に相当する。

サウジアラビアでは石油に依存しない産業の育成の一環として、観光業を柱にする方針を掲げ、8,000億米ドル以上を投資している。観光業での雇用者数は約925,000人で、2030年までに観光客数1億5,000万人にまでさらに増加させ、第2位の産業に押し上げる。

日本国籍者の入国には、eビザもしくは到着ビザ、トランジット・ストップオーバービザのいずれかが必要となる。サウディアを利用すると、トランジット・ストップオーバービザとホテル1泊が提供される。日本とサウジアラビアを結ぶ航空便は運航されていないものの、2023年12月に成田空港とサウジアラビア間で運航ができる枠組みが設定された。日本の旅行会社として初めて、エイチ・アイ・エス(HIS)がリヤド支店を開設するなど、日本人観光客の受け入れ体制も整いつつある。

3月3日には、リヤド市内でAhmed Al Khateeb観光大臣とHaifa Bint Mohammed Al Saud観光副大臣、観光関係者が出席する祝賀イベントが開催される。

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