【都道府県別】カフェ好き「喫茶代」ランキング、1位は? 気になる物価上昇率も確認

65歳以上の夫婦のみの無職世帯の支出

カフェや喫茶店めぐりが「趣味」のひとつとなっている現代。

コーヒーはもちろん、その場の雰囲気もあわせて楽しむカフェ文化は若者だけでなく、世代を超えて愛されています。

では、現代の日本人はカフェや喫茶代としていくら使っているのでしょうか。総務省統計局の家計調査資料から、都道府県別にランキング化してみました。

気になる物価上昇率についてもおさらいしていきましょう。

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【都道府県別】カフェ好きはどこ? 「喫茶代ランキング」

まずは、現代の日本人がカフェや喫茶代にいくら使っているのかについて、都道府県別に見ていきます。

【都道府県別】「喫茶代」支出ランキング(県庁所在地)1位~23位

今回は、総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2022年(令和4年)1世帯当たり年間の品目別支出金額」から、県庁所在地ごとの支出をチェックし、ランキングにしました。

まずは、上位23位の都道府県をみていきましょう。

【都道府県別】2022年(令和4年)1世帯当たり年間「喫茶代」ランキング
  • 愛知県・名古屋市:1万5491円
  • 東京都・東京都区部:1万2622円
  • 岐阜県・岐阜市:1万2266円
  • 奈良県・奈良市:1万283円
  • 埼玉県・さいたま市:1万145円
  • 滋賀県・大津市:1万31円
  • 京都府・京都市:9603円
  • 兵庫県・神戸市:9603円
  • 神奈川県・横浜市:9006円
  • 福岡県・福岡市:8915円
  • 石川県・金沢市:8821円
  • 栃木県・宇都宮市:8818円
  • 佐賀県・佐賀市:8778円
  • 広島県・広島市:8738円
  • 富山県・富山市:8730円
  • 岡山県・岡山市:8464円
  • 三重県・津市:7948円
  • 香川県・高松市:7753円
  • 徳島県・徳島市:7617円
  • 大阪府・大阪市:7254円
  • 高知県・高知市:7005円
  • 静岡県・静岡市:6949円
  • 千葉県・千葉市:6851円

喫茶代が最も多かった県庁所在地を有する都道府県は愛知県・名古屋市で1万5000円を超える結果となりました。

モーニング文化が浸透している名古屋市が首位なのは納得ですね。つづく2位は東京都区部でした。

【都道府県別】「喫茶代」支出ランキング(県庁所在地)24位~27位

【都道府県別】2022年(令和4年)1世帯当たり年間「喫茶代」ランキング
  • 愛知県・名古屋市:1万5491円
  • 東京都・東京都区部:1万2622円
  • 岐阜県・岐阜市:1万2266円
  • 奈良県・奈良市:1万283円
  • 埼玉県・さいたま市:1万145円
  • 滋賀県・大津市:1万31円
  • 京都府・京都市:9603円
  • 兵庫県・神戸市:9603円
  • 神奈川県・横浜市:9006円
  • 福岡県・福岡市:8915円
  • 石川県・金沢市:8821円
  • 栃木県・宇都宮市:8818円
  • 佐賀県・佐賀市:8778円
  • 広島県・広島市:8738円
  • 富山県・富山市:8730円
  • 岡山県・岡山市:8464円
  • 三重県・津市:7948円
  • 香川県・高松市:7753円
  • 徳島県・徳島市:7617円
  • 大阪府・大阪市:7254円
  • 高知県・高知市:7005円
  • 静岡県・静岡市:6949円
  • 千葉県・千葉市:6851円
  • 宮城県・仙台市:6521円
  • 茨城県・水戸市:6430円
  • 和歌山県・和歌山市:6232円
  • 鹿児島県・鹿児島市:6104円
  • 新潟県・新潟市:5779円
  • 福井県・福井市:5665円
  • 長崎県・長崎市:5622円
  • 山梨県・甲府市:5587円
  • 群馬県・前橋市:5579円
  • 北海道・札幌市:5401円
  • 島根県・松江市:5399円
  • 大分県・大分市:5397円
  • 山口県・山口市:5255円
  • 長野県・長野市:5112円
  • 熊本県・熊本市:5014円
  • 愛媛県・松山市:4600円
  • 福島県・福島市:4555円
  • 山形県・山形市:4502円
  • 鳥取県・鳥取市:4405円
  • 岩手県・盛岡市:4373円
  • 宮崎県・宮崎市:3731円
  • 沖縄県・那覇市:3354円
  • 秋田県・秋田市:2994円
  • 青森県・青森市:2671円

47位の青森県は2671円となっており、トップとの差が1万円以上となっています。

同じ国の中で、これだけの差が生まれるのはおもしろいものです。

2024年はどうなる?消費者物価指数の上昇率について

物価上昇が著しい昨今ですが、2024年の物価見通しはどうなっているのでしょうか。

【東京23区】2023年1年間の消費者物価指数

【2023年】2020年基準・消費者物価指数

総務省によると、東京都区部の2023年CPI(総合)は前年比3.2%となっています。

1年間で3%も物価が上がっており、それだけ現金の価値が下がっていることになります。

また、2023年の各月のCPIを前年同月比で見てみると年初は4%を超えていましたが、12月には2%代になりました。

それに比べて生鮮食品及びエネルギーを除いたコアコアCPIは依然として前年同月比が3%代で推移しており、2024年も物価の上昇は続くかもしれません。

こうした物価上昇の影響の余波は、現役世代だけでなくシニア世代にも届いているようです。

「65歳以上の生活費」はどのくらい?赤字なのは本当?

総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2022年(令和4年)平均結果の概要」より、リタイアしたシニアの多い「65歳以上の夫婦のみの無職世帯」の家計収支に関するデータを見ていきましょう。

【生活費】65歳以上シニア夫婦のみの無職世帯「家計収支」

【65歳以上の夫婦のみの無職世帯の支出】

消費支出:23万6696円

  • 食料:6万7776円
  • 住居:1万5578円
  • 光熱・水道:2万2611円
  • 家具・家具用品:1万371円
  • 被服及び履物:5003円
  • 保健医療:1万5681円
  • 交通・通信:2万8878円
  • 教育:3円
  • 教養・娯楽:2万1365円
  • その他:4万9430円

非消費支出:3万1812円

◆支出合計:26万8508円◆

65歳以上シニア夫婦のみ無職世帯の生活費の平均は、月額約26万9000円でした。

内訳を見ると住居費が1万円台ですので、持家でなく賃貸の場合には、さらに固定費が膨らむでしょう。

皆さんの現在の家計収支はどれくらいですか?そして老後の家計収支はどれくらいと想定できますか?

老後に向けて資産形成を進めるには、まず収支を想定する必要があります。

もちろん、収入・支出は未確定かつ流動的なもの。本記事で確認した平均データを参考にしながらマネープランを考えてみてはいかがでしょうか。

カフェ代に泣かされないよう、日々のお金に対する意識改革を

都道府県別「喫茶代」ランキングの1位は愛知県・名古屋市、2位は東京都・東京都区部でした。自分の住む都道府県の順位は何位でしたでしょうか。

カフェ巡りを趣味にしている人や、休憩のお供や暮らしの一部としてコーヒーを馴染み深く思っている人にとっては、意外な部分があったかもしれません。

日々の趣味や楽しみに対する出費の額が気になっている人は、日常生活を送る中で別の固定費や出費のボリュームを押さえられるように意識を変えていくのもよいでしょう。

参考資料

  • 総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2022年(令和4年)1世帯当たり年間の品目別支出金額」
  • 総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2022年(令和4年)平均結果の概要」
  • 総務省 2020年基準消費者物価指数

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