あべのハルカス開業10周年へ 宣伝浸透、来館者3億人超

大阪市阿倍野区の「あべのハルカス」(中央)=2月

 近鉄グループホールディングス(HD)傘下の近鉄不動産が運営する高さ300メートルのビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)は7日で全面開業から10周年を迎える。総来館者数は9周年時点で3億人超。昨年開業した330メートルの「森JPタワー」(東京都港区)に抜かれ高さ日本一から陥落したが、宣伝効果が浸透し集客は安定。学校や住宅地も近く、地元住民と観光客が入り交じる街の交流拠点を目指す。

 ハルカスは近畿日本鉄道大阪阿部野橋駅のターミナルビル。地下5階、地上60階で近鉄百貨店本店、展望台、オフィス、大阪マリオット都ホテル、美術館が入る。

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