町田がJ1初挑戦から2試合目で歴史的1勝! 米本拓司一発退場の名古屋は開幕連敗【明治安田J1第2節】

町田が名古屋を下す。[写真:©︎J.LEAGUE]

明治安田J1リーグ第2節の1試合が2日に豊田スタジアムで行われ、アウェイのFC町田ゼルビアが名古屋グランパスを1-0で下した。

0-3完敗スタートの名古屋は4選手が入れ替わり、ハ・チャンレと中山の新戦力に米本、永井が先発。一方、引き分け発進の町田は出場停止の仙頭と負傷のナ・サンホに代わり、下田と藤尾がスタートから出場した。

どちらが勝っても今季1勝目となる戦いは立ち上がりからオ・セフンをターゲットにしたシンプルな攻めを繰り出す町田のリズムに。守りでも名古屋に崩しまでもっていかせず、先にペースを掴む。

すると、21分に敵陣右サイドでのロングスローから、その跳ね返しを拾った鈴木が右足でクロス。オ・セフンもゴール前に飛び込むなか、藤尾が今季第一号をヘッドで決め、町田が先手をとる。

前節に続いて先制の町田は39分にもボックス左の藤尾が縦に仕掛けてからの折り返しにオ・セフンが反応し、追加点に迫る場面も。結局、前半を通じて持ち前の強度で上回り続け、試合を折り返す。

後半も序盤から町田がセットプレーを駆使しながら追加点に迫る形を作るなか、名古屋も重心を前目に置くが、なかなか突破口を見いだせず。63分には山中と中山の代わりに倍井と久保を送り込む。

そのなか、前半と同じリズムをもって試合を進める町田も次のひと刺しを狙い続けるなか、74分にミッチェル・デュークを投入。そのタイミングで名古屋も目玉新戦力の山岸を送り込み、勝負に出る。

そんな名古屋は87分にもパトリックと井上の新加入勢を送り出したが、87分に自陣低い位置で藤尾とボールを争った米本が相手が裏を抜け出そうとしたところを手で止め、痛恨のレッドカードが下る。

数的優位に立った町田は最後まで試合のコントロールを失わず、J1初挑戦から2試合目でクラブ史に残る初勝利。名古屋はホーム開幕戦でも仕切り直せず、連敗スタートとなっている。

名古屋グランパス 0-1 FC町田ゼルビア
【町田】
藤尾翔太(前21)

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