わいせつ画像投稿で埼玉県議が辞職→「水着撮影会」話題に ネット「特大ブーメラン」「体を張った」

コラムニスト、ラジオパーソナリティ、劇作家、演出家などとして活動する唐沢俊一氏が2日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、埼玉県市民ネットワークの埼玉県議・辻浩司氏の議員辞職にあきれた。

辻氏は、知人女性の性的な画像をインターネット上に投稿したとしてわいせつ電磁的記録陳列の疑いで29日までに神奈川県警に書類送検されていた。神奈川県警のサイバーパトロールで発覚したという。

唐沢氏は辻氏が自身の公式サイトに1日に掲載した「【お詫びと議員辞職のご報告】」という投稿を引用。辻氏は「報道等で既にご承知の方もいらっしゃるかと思いますが、一昨年の12月に私が女性の性的な画像をインターネット掲示板にアップロードした行為について、わいせつ電磁的記録媒体陳列の疑いで神奈川県警から捜査を受け、本年1月に書類送致をされたところでございます。
私の軽率な行動によって、県民の皆様の信頼を裏切り、また関係者に多大なご迷惑をおかけしたことに対しまして、深くお詫び申し上げます。
司法の最終判断が出るのはまだ少し先の時期ではありますが、私がこれ以上、議員の職にとどまることは、県民の皆様の政治への不信感を増大させ、県議会への信用を失墜させることにつながると判断致しました。
以上の理由から、本日3月1日、議長に対して議員辞職願を提出し、県議会議員を辞職致しました。
また、これに先立ち、昨日2月29日には、所属党派の埼玉県市民ネットワークおよび越谷市民ネットワークを退会致しました。」と公表していた。

埼玉県では昨年、県内の「しらこばと水上公園」で予定されていた水着撮影会が中止となったことが話題となったが、辻氏は一部で、水上公園を管理する埼玉県公園緑地協会に対して、撮影会の内容などを問い合わせたと伝えられていた。水着撮影会に疑問を投げかけたとされる辻氏が、わいせつ画像の投稿で書類送致され、議員辞職する形。唐沢氏は「水着撮影会に文句つけて中止させた人物が、知人女性の性的写真をネットに上げて問題になり、議員辞職。……舞台脚本でこんなの書いても『悪役の自滅にせよ、わざとくさい展開で非現実的』と批評されるわな、こんなの。現実は芝居よりわざとくさい。」とコメントした。

辻氏が公式サイトに掲載した政策には「憲法を活かし多様性を認め合うジェンダー平等社会の実現」という項目もある。「DVや性暴力被害者に寄り添った支援体制を強化します。移民、難民と共に生きる、多文化共生のまちづくりをすすめます。」と性暴力被害のケアなども訴えていた。

辻氏の議員辞職報告のポストには「自分は全裸撮影会を開催してたて言うオチですね」「素直に水着撮影会に参加していればよかったのに。」「水着を着てたから許せなかったの?」「特大ブーメラン大当たり」「随分と体を張ったネタですね」などと辛らつなツッコミが寄せられていた。

(よろず~ニュース編集部)

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