千葉県東方沖地震 スロースリップの影響で地震相次ぐ 過去には震度5弱を観測したことも

千葉県東方沖では、先月26日から震度1以上を観測する地震が多くなるなど地震活動がやや活発になっています。29日(木)~2日(土)に最大震度4の地震がたびたび発生しています。この一連の地震活動は、スロースリップ(ゆっくりすべり)による影響とみられます。

スロースリップとは、引きずり込まれていた大陸プレートがゆっくり滑るようにずれ動く現象で、揺れや津波が生じないのが特徴です。

1日(金)に開かれた地震調査研究推進本部地震調査委員会によると、過去にも数年に一度程度の頻度でスロースリップを伴う同様の地震活動が観測されています。1996年、2002年、2007年、2011年、2014年、2018年にみられており、1週間から数か月間程度地震活動が継続することがあります。2007年には最大震度5弱を観測しています。

今後も引き続き地震が発生し震度5弱程度の強い揺れが観測される可能性があるため、引き続き強い揺れに注意が必要です。

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