【弥生賞/穴ライズ】「前走大敗が嫌われるならシメシメ」 想定“6人気”以下の盲点

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■アドミラルシップ

東京芝2400mで行われた前走のゆりかもめ賞は、好位の外で進めたものの、最後はまったく弾けず勝ち馬から1秒差の7着に敗れた。道中で前に壁を作れず、脚が溜まらなかったか。まったくいいところはなかったが、この敗戦はいい経験になっただろう。

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11月に京都で新馬勝ちを飾ると、次走は中山芝2000mのホープフルSに駒を進め、いきなりのGI挑戦。11番人気と注目されていなかったが、後方から上がり2位の脚で鋭く追い込み、勝ち馬レガレイラから0秒5差の4着に激走した。

もともと兄姉は中山が得意で、姉のライラックはフェアリーSで重賞初制覇。全兄にあたるブラックホールも弥生賞で4着など、東京よりも断然中山向きの血統だ。さらに、GIのホープフルS5着以内馬は【1.2.5.3】と好成績。前走大敗が嫌われるならシメシメで、ヒモ荒れを考えたときに押さえたい1頭。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。

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