秩父で渓流釣り解禁 銀世界の中、腕自慢集結

銀世界の中、渓流釣りを楽しむ釣り人=1日午前8時半ごろ、横瀬町芦ケ久保

 埼玉県秩父地域の荒川水系で1日午前6時から、ヤマメなどの渓流釣りが解禁された。この日を待ちわびた愛好者たちは、一面銀世界の中で今季の初釣りを楽しんだ。

 気象庁によると、秩父地方では同日未明から雪が降り始め、標高の高い地点では5センチ以上の積雪を観測。雪化粧をした横瀬町芦ケ久保の横瀬川には、早朝から腕自慢の釣り人が集結した。釣り歴30年以上の同町の男性(61)は「水温が低いと魚の動きが鈍くなるが、釣果はまずまず」と話していた。

 渓流釣りの期間は9月30日まで。秩父漁業協同組合は4月27日までの計9回にわたり、ヤマメ約2540キロ、ニジマス約450キロの成魚を、計13河川に放流する予定。

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