賃上げ実現へデモ行進 春闘向け1000人集う 連合茨城、水戸で総決起集会

連合茨城傘下の組合員らが賃上げなどを訴えたデモ行進=水戸市南町

連合茨城(内山裕会長)は2日、茨城県水戸市の県三の丸庁舎広場で2024年春闘の要求実現に向けた総決起集会を開いた。傘下の組合員約1000人が集い、3%超となった前年を上回る賃上げの実現に向け、団結を誓い合った。近くの国道50号でデモ行進も実施し、シュプレヒコールした。

内山会長はあいさつで「デフレマインドを払拭し、経済と生活水準が安定的に上昇するステージに転換するためにも、生活向上につながる賃上げを実現しなければならない」と強調。「最後まで粘り強く、共に頑張ろう」と呼び掛けた。

「集会アピール」として、賃上げなどの「人への投資」を起点に、経済の好循環と活力を取り戻すことなどを採択。水戸の中心市街地を通る国道50号で1キロ近くデモ行進し、「ベースアップを勝ち取るぞ」「賃金引き上げろ」などと力強い声を上げた。

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