照ノ富士が住吉大社土俵入り 5年ぶり「元気な姿見せたい」

大相撲春場所を前に、奉納土俵入りで不知火型を披露する横綱照ノ富士(左から2人目)=2日、大阪市の住吉大社

 大相撲の横綱照ノ富士が2日、大阪市住吉区の住吉大社で奉納土俵入りを行い、2場所連続10度目の優勝を目指す春場所(10日初日・エディオンアリーナ大阪)へ向け「大阪の皆さんに元気な姿をお見せしたい」と心境を語った。

 住吉大社の土俵入りは新型コロナウイルス禍で中止が続き、2019年以来の開催。照ノ富士は約千人の観客を前に力強い不知火型を披露し「横綱になって2年半以上たつが、ここで初めて土俵入りができてうれしく思う」と話した。

 両膝や腰に不安を抱え、基礎運動を中心に慎重な調整を続けている。春場所の出場については明言していないものの「日に日に良くなっている」と説明した。

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