こんにちは!リビングふくおか・北九州Web地域特派員のゆーれんママです!今回は、兵庫県加西市が企画した「加西市ファムトリップツアー」に参加した様子をお伝えさせていただいています。それでは「1泊2日の加西市にスポットを当てたディープな旅へ、皆さまをお連れします!シリーズ」の3回目の始まりです。
北条町散策♪
2日目は朝8時に集合し、北条町散策からのスタートです。ホテルから割烹四ツ目の方に渡ったら、散策のはじまりはじまり~。
千年以上前に建立された神社やお寺、門前町として栄えてきた北条の宿は、古くから山陽・山陰を結ぶ交通の要衝として北播磨地方の中心的な存在でした。明治・大正・昭和初期には、商業・流通の拠点として多くの商家が贅を競い、歴史ある建築方法を現在に残しているので、散策の道として楽しむことができます。
入り口にあるのはかつて御旅所として使われていた「大年神社」。
敷地内には大きな太鼓蔵があり、春の節句祭りの際には、ふとん太鼓やふとん屋台がこの辺りを埋め尽くします。
古い建造物と新しい建物が混在する街並みのコントラストも、面白いです♪
虫籠窓(むしこまど)と呼ばれる、旧家の風情ある格子窓は、部屋の明り取り・風通し・盗難防止が目的で作られている機能的なもの。
つし(厨子)2階(※)建て、切妻造、平入のある町屋の貫禄には圧倒させられます。
※2階の天井が低い町家の様式
道の一角に、屋台が入っている蔵も残っていました。
創立1631年、法華経写経も保する「妙典寺」。
空襲から逃れるために、黒塗りにしたというお宅もありました。
創立1444年の「大信寺」。
大信寺にあるこちらの鐘は、下に見える紐を引っ張って鳴らすそうです。
はかり売りの看板が趣のある味噌屋さんは、今も営業しています。
建立745年、国重要文化財の「酒見寺」。
奥に見える多宝塔は、江戸初期建築を知る遺構です。優雅なたたづまいと木組の美しさは、本当にお見事です!
そのお向かいは、創立717年、同じく国重要文化財の「住吉神社」です。
北条節句祭りの際には、神社内が華やかに彩られます。
今回散策した寺町通、商家の家並み界隈は、全長1kmにも満たないので、気軽に散策するコースにもぴったり。ボランティアガイドさんのお話を聞きながら、じっくりと北条町を知るのもおススメです!
探してみよう!
さてさて、前回の記事で「らかんさん」というお菓子が登場したのを覚えてらっしゃいますか?その由縁のあるお寺が、散策の最終目的地、こちらの「五百羅漢」です。17世紀前半に酒見寺の再興に伴う寺内整備や信仰・供養のために造立されたと考えられているこのお寺は、「親が見たけりゃ北条の西の五百羅漢の堂に御座れ」とうたわれ、素朴で表情豊かなその姿は必ず親や子に似た顔があると言われています。
奥の方へ入っていくと、石仏約500体とご対面!一見すると、目は細く鼻は三角、口は一文字で頭は四角というように、どれも同じような印象を受けたのですが・・・
よーくみると・・・?
いかがでしょうか。家族や友人どなかのお顔に見えてきませんか?
そしてこちらの真ん中に立っている、鼻のつぶれた石仏は、阪神淡路大震災の際に唯一倒れてしまったものだそうで、この1体が「私がつぶれるから、もう地震は沈まれ」と願ったのではないかと言われているそうです。
春には桜、夏は約千本のろうそくが灯される「千灯会」など、四季折々の楽しみ方もありますので、是非お参りしてみてくださいね。
自然豊かないこいの場♪
次にバスで向かったのは、「いこいの村はりま」です。
こちらは静かな山あいと広い芝生の開放的な前庭、そして宿泊もできる施設です。
バリアフリー対応の客室も見せていただきました。
大浴場にも手摺があったりと、子どもからご高齢の方まで安心して過ごすことができます。
貸し切りできる和室や、レストランもありますので1日中この中で楽しむことができますよ♪
お昼ご飯は、こちらのレストランでいただきました。気軽なランチにぴったりなカレーライスや丼ものを始め、会食などにも使える御膳の種類も豊富です。(要予約)
今回はこちらの釜飯御膳をいただきました。
おこげが嬉しい♪大きな窓から差し込む光の中で、ホッとできるひと時でした。
春は桜や水仙が咲き誇り、景色と自然が楽しめる公共の宿!ゆったりと過ごすのにおススメです。
お花に囲まれて♪
次に訪れたのは、「兵庫県立フラワーセンター」です。
こちらは約46haにおよぶ、松の自然林をそのまま生かした植物園なんです!
入るとまず圧倒されるのが、樹齢68年の欅の木!
広い園内なので、今回は時間の都合上、手前の温室エリアを見学しました。こんなにも多くのベゴニアを一度に見たのは初めてです!
種の植え付けから開花まで半年、開花は50日ほどなので、時間差で栽培し、いつでも楽しめるようになっています。
温室で栽培すると、レモンってこんなに大きくなるんですね!
子葉の片方だけが大きくなるという、一葉性子葉の植物。俗称当てクイズで「象の耳!」と張り切って答えた私・・・正解は「牛タン」でした(笑)
園内中央には水鳥や鯉が遊んでいる亀ノ 倉池があります。
レストランもありますし、飲食物の持ち込みもO.K.ということですので、一日中満喫そうです。
入場エリアの手前には、沢山の鉢植えが販売されています。どの植物も立派でとっても元気なのが印象的でした。
平和、歴史、自然、グルメなどなど、盛りだくさんでお送りしました加西市の旅。行ってみたい!と思われた場所はありましたか?私は正直どこも知らなくて、今回は全て初めて訪れた場所だったのですが、全ての箇所が魅力的で、発見と感動に満ちた2日間でした。
途中のドライブも楽しみながら、名残惜しい加西市・・・
そしてこのシリーズは3回で終わりかと思いきや・・・?おまけの回があります!同じく兵庫県内ですが、加西市から車で30分ほど移動して次に向かった先は?
是非次の回でお会いしましょう!
・五百羅漢
・加西市北条町北条1293
・0790-43-0580
・9:00~17:00
・兵庫県加西市羅漢寺 五百羅漢|趣深い石仏群に触れ、幽玄の世界へ (500-rakan.com)
・いこいの村 はりま
・加西市笹倉町823-1
・0790-44-1750
・いこいの村はりま【公式サイト】《ベストレート保証》|ふれあいの心ひろがる公共の宿 (ikoinomura-harima.jp)
・兵庫県立フラワーセンター
・兵庫県加西市豊倉町飯森1282-1
・0790-47-1182
・定休日 水曜日 年末年始
・兵庫県立フラワーセンター | 季節により約4,500種類の花と緑が憩いの空間を提供する花の公園 (flowercenter.jp)
・かさい観光ナビ