【新NISA】お金を増やしたいけど高リスクは不安…投資する商品の選び方とは?

リスクを抑えた投資商品の選び方を3つ紹介

2024年1月から始まった新NISAで投資を始める人が増えています。

新NISAは投資で得た利益や配当金が非課税になる便利な制度です。年間360万円の投資ができ、投資信託や株式、ETF、REITなどのさまざまな商品に投資できます。

新しいNISA

読者のなかにも、新NISAで投資を始めてお金を増やしたいと思っている人も多いのではないでしょうか。ただし、高いリスクを取って大きな損をするのは怖いと考える人もいるかもしれません。

そこで本記事では、できるだけリスクを抑えて投資商品を選ぶ方法を3つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

リスクを抑えた投資商品の選び方1.投資対象を分散する

リスクを抑えた投資商品の選び方1つ目は、投資対象を分散することです。

投資は、投資対象が少ないほどリスクが一般的に高くなります。例えば、1社の株式を100万円保有すれば、その会社が倒産や不況に陥って株価が暴落した際に、自分の資産も大きく目減りしてしまいます。

一方で、10社の株式を10万円ずつ保有すれば、1社の株価の下落による影響を少なくすることが可能です。そのため、リスクを抑えて運用をしたい人は複数の資産や商品に分散投資をおこないましょう。

また、分散投資に適した商品として「投資信託」があります。投資信託は運用会社が複数の投資家から集めたお金で運用をおこなう商品です。複数の投資家からお金を集めるため、高額なお金を集めることができ、さまざまな商品に分散投資できます。

アメリカの主要企業500社の株式に分散投資する投資信託や世界中の株式に分散投資する投資信託など、その種類はさまざまです。投資信託を1本購入するだけで分散投資が簡単にできるため、購入を検討してみてもいいかもしれません。

リスクを抑えた投資商品の選び方2.値動きが小さい資産に投資する

リスクを抑えた投資商品の選び方2つ目は、値動きが小さい資産に投資することです。

投資する資産によって、リスクの大きさは変わります。例えば、株式は比較的リスクの高い資産ですが、債券は比較的リスクの低い資産です。

リスクとリターンの関係

そのため、リスクを抑えた運用をおこないたい人は、債券への投資も検討しましょう。ただし、リスクとリターンは表裏一体です。リスクを抑えすぎるとお金を増やしづらいので、バランスを見ながら投資商品の選定をおこないましょう。

リスクを抑えた投資商品の選び方3.手数料が低い投資商品を選ぶ

リスクを抑えた投資商品の選び方3つ目は、手数料が低い投資商品を選ぶことです。

投資商品は購入時や売却時、保有中などに証券会社や運用会社などへ手数料を支払います。特に、投資信託は保有する限り手数料(信託報酬)が発生し続けるため注意が必要です。信託報酬は、投資信託ごとに異なります。

例えば、100万円の投資信託を保有した際の、投資信託の信託報酬別にみた手数料は以下の通りです。

信託報酬

【信託報酬別】保有期間ごとの手数料

信託報酬 保有期間1年 保有期間10年 保有期間30年

  • 年率0.1% 1000円 1万円 3万円
  • 年率0.3% 3000円 3万円 9万円
  • 年率0.5% 5000円 5万円 15万円
  • 年率1% 1万円 10万円 30万円
  • 年率2% 2万円 20万円 60万円

信託報酬が年率0.1%の投資信託を30年間保有した場合、合計でかかる手数料は3万円です。一方で、信託報酬が年率1%の投資信託を30年間保有した場合、合計で30万円もの手数料がかかります。

その差は27万円です。決して無視できない数字のため、投資信託を購入する際には事前に信託報酬を確認するようにしましょう。

投資商品は慎重に選ぼう

どの投資商品を購入するかで、将来の資産額は大きく変わります。

そのため、本記事で紹介した選び方も参考にしながら慎重に投資商品を選んでみてください。適切なリスクを取りながら投資をおこなうことで、老後に向けて確実に資産を増やしましょう。

参考資料

  • 金融庁「新しいNISA」
  • 日本証券業協会「投資の時間 LESSON3 投資って安全なの? リスクとリターン」

© 株式会社ナビゲータープラットフォーム