「クソみたいだ」幻弾のベリンガムはブチギレ!マドリーの劇的逆転ゴールが直前の“試合終了”で無効に!前代未聞の事態にアンチェロッティも怒り「こんなことは経験したことがない。主審はミスを犯した」

前代未聞の結末だった。

3月2日に開催されたラ・リーガの第27節で、首位のレアル・マドリーがバレンシアと敵地で対戦。2-2のドローに終わった。

大問題となっているのが、終了のホイッスルだ。2点のビハインドを追いついたマドリーは、最後のチャンス。CKの流れから、右サイドから上げたクロスをジュード・ベリンガムがヘッドで叩き込む。しかし、その直前にヘスス・ヒル・マンサーノ主審の長い笛が鳴っており、ゴールは認められなかった。

マドリーの選手たちはもちろん猛抗議。激昂したベリンガムはレッドカードを受けている。

【動画】前代未聞!マドリーが激怒したゴール寸前の試合終了
スペイン紙『AS』によればマドリーのカルロ・アンチェロッティ監督は試合後、次のように語っている。

「リバウンドの後は我々がボールを保持した。プレーを停止するなら、バレンシアがボールを保持した時点でなければならなかった。いまだかつて、こんなことを経験したことがない。我々がボールを保持していたのだから、彼(主審)はミスを犯した」

また、退場処分となったベリンガムについては、「彼は自分の言ったことを素直に明かした。『クソみたいなゴールだ』と言ったんだ。だが、悪口を言ったわけではなく、ただイライラしていたんだ。決して侮辱的なことを言ったわけではない」と説明している。

いずれにしても、勝点2を失った形のマドリーの怒りはしばらく収まらないだろう。

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