山商、今年初の対外試合 神村伊賀に逆転勝ち センバツ向け実戦 三重

【宇治山田商業高校のグラウンドで練習試合に臨む宇治山田商、神村学園伊賀の選手ら=伊勢市黒瀬町で】

 高校野球の練習試合解禁日の2日、今月18日に阪神甲子園球場で開幕する選抜高校野球大会に16年ぶり2回目の出場を果たす宇治山田商の選手らが、三重県伊勢市黒瀬町の同校で約3カ月ぶりの試合を行った。

 対戦相手は昨年秋の県大会準決勝で5―2で退けた神村学園高等部伊賀。7―4で逆転勝ちした初戦は、1点を追う五回、6番阪口諒真(1年)の中越え走者一掃三塁打などで5点を返して逆転した。

 守っては4投手の継投で、プロ注目の好打者寺井広大を擁する神村伊賀の反撃を振り切った。先発した田中耀太(2年)は4人中最長の3イニングを投げ、投内連携ミスによる1失点でしのいだ。

 試合後、村田治樹監督は「試合の中盤からストライクとボールの見極めができるようになったが終盤の守りはまだまだ。今後試合を通して修正していきたい」と話した。

 日本高野連は毎年12月1日からのオフシーズンに対外試合禁止期間を設け、解禁日を3月第1土曜日としている。センバツ開幕まで3週間を切り、伊藤大惺主将(2年)は「(対外試合は)紅白戦ではできない経験ができる。1戦もむだにしたくない」と話した。

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