Fireタブレットシリーズ、「スタディサプリ 小学・中学講座」の利用が可能に

Amazonは2月26日、リクルートが提供するオンライン学習サービス「スタディサプリ 小学・中学講座」が、Amazonアプリストアを通してFireキッズモデルやFire キッズプロを含めた「Fireタブレットシリーズ」で利用可能になったと発表した。これによって、以前から提供しているプログラミングや英語学習などのコンテンツに加え、学習系コンテンツのさらなる拡充を図り、Fireタブレットシリーズでの子どもの学習体験の強化を目指す。

Fireタブレットで「スタディサプリ 小学・中学講座」の利用が可能に

学習系コンテンツを拡充

近年、タブレット端末は、GIGAスクール構想により1人に1台端末が普及され、家庭学習でも欠かせなくなってきている。そうしたなかで、Amazonは、子どもの好奇心や興味を広げ、未来につなげるというコンセプトを中心にデバイスやサービスを拡充してきた。今回、小学講座では基礎から応用、中学受験まで網羅して楽しく学べ、中学講座では新学習指導要領に対応した内容で、授業の予習・復習から高校受験対策まで学ぶことができるスタディサプリをFireタブレットシリーズ上で提供し、今後もより多くの子どもに、楽しく学べる環境と新たな勉強への取り組み方を提案していく。

リクルートプロダクト統括本部まなび小中高プロダクトマネジメントユニット小中高BtoCプロダクトマネジメント部 部長の笹部和幸氏は、「『スタディサプリ 小学・中学講座』は、学年や習熟度に合った学習内容を自分のペースで学ぶことができるため家庭学習として多くの人に利用されている。また、専用タブレットの購入や難しい設定が不要で、家庭のタブレットで気軽に使うことができるのも『スタディサプリ』の特徴の一つ。最近では子ども専用の端末に複数の学習コンテンツを入れ家庭学習を行う家庭も多く見られる。今回はAmazon Fireタブレットシリーズのユーザーから多数要望が寄せられたこともあり、Amazonアプリストアへの対応開始に至った。すでにAmazon Fireタブレットシリーズを持っている人は、ぜひ利用してほしい。引き続き、子どもが自ら学びたくなるような個別最適化された学習体験を提供していきたいと考えている」と述べている。

アマゾンジャパン Fireタブレット・Kindle・アクセサリー事業部 部長の丸山舞氏は、「2019年に3歳以上を対象として発売したFireキッズモデルと、2023年に6歳以上を対象として発売したFire キッズプロを合わせた子ども向けFireキッズシリーズは、2019年の販売当初と比較して、2023年には約3倍の販売台数となった。今後、とくにFireキッズプロ上で『スタディサプリ 小学・中学講座』を活用してもらうことで、より多くの子どもに楽しい学びの環境を提供できるよう、リクルートとともに努めていく」とコメントしている。

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