料理とスイーツで「春のお祝い」 佐賀調理製菓専門学校で卒業制作展

作品を鑑賞する生徒たち=佐賀市の西九州大佐賀調理製菓専門学校

 西九州大佐賀調理製菓専門学校(北島直幸校長)の卒業制作展がこのほど、佐賀市の同校で開かれた。調理師科の18人とパティシエ科の20人が「春のお祝い」をテーマに、1年間の学びの集大成となる料理とスイーツを出品。最高賞の永原学園理事長賞には、パティシエ科の片山雅みや比びさん(25)=佐賀市=が輝いた。

 出来上がりの美しさや技術力などが審査された。片山さんはロールケーキや練り切りなど和洋の菓子を作り、イチゴや抹茶を使って春らしさを表現した。県洋菓子協会の中島要一郎会長は「和菓子まで手がけるとは思わなかった。完成度が高く、将来に向けた目的意識を感じる」と評価した。

 片山さんは「授業だけでなくユーチューブを見て学んだことを取り入れたかいがあった」と喜んだ。将来は地元の大分県で洋菓子店を経営することが夢で、「自信につながった」と話した。

 県司厨士協会長賞に石橋由里子さん(調理師科)、県日本調理技能士会長賞に大串千菜美さん(調理師科)、県洋菓子協会長賞に江口浩二さん(パティシエ科)が選ばれた。(松尾綺子)

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