3月3、5日にひな祭り煎茶席 賣茶流が能登半島地震チャリティー

 茶葉と急須を使う伝統的な茶道「煎茶道」の魅力を伝えている煎茶道賣茶流は3、5日、佐賀市の中之小路賓館(旧知事公舎)にチャリティー煎茶席を設ける。

 季節の桜茶を提供するほか、能登半島地震の被災地支援のため石川県から取り寄せた羽二重餅や、輪島塗の器を使ってお茶を振る舞う。ひな祭りに合わせてひな人形も展示する。茶菓料や寄付を、日本赤十字社を通じて被災地に届ける。

 賣茶流教授者の鍋島順仙窟さんは「少しでも被災地の力になればうれしい」と話す。午前10時(5日は正午)から午後4時まで。茶菓料は千円。見学のみも可能。問い合わせは煎茶文化伝承会、電話090(8289)4586。(坂本有佐)

© 株式会社佐賀新聞社