長崎県五島市福江島のシンボル鬼岳(315メートル)の山焼きが2日夕にあり、なだらかな斜面の草原を駆け上がるように炎が燃え広がった。
景観の維持や害虫駆除を目的に、数年に一度実施。今回は3年ぶりで消防団員ら約200人が参加した。
午後6時、消防車のサイレンを合図に、山頂の周囲を取り囲んだ団員が一斉に点火。炎はパチパチと音を立て、勢いよく山頂に向けて広がり71ヘクタールを焼いた。
炎の帯は麓からも眺めることができ、写真を撮影する市民の姿もあった。
五島・鬼岳で山焼き 草原に広がる炎の帯
- Published
- 2024/03/03 10:39 (JST)
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