2日午後、鳥取県の国立公園大山で登山中の3人が、雪崩に巻き込まれ、1人が救出、2人が行方不明になっている事故で、警察などは、3日朝から救助活動を再開しました。
2日午後0時すぎ、「大山の8合目から元谷付近において、3人が雪崩に巻き込まれた」などと、目撃した別のパーティーの人から通報がありました。
警察によりますと、3人のうちの1人は、無事を確認、病院に運ばれ生命に別条はないということです。
他の2人の行方は分かっていません。
現場は、標高1000メートルから1300メートル位の間と見られ、警察や県の山岳協会などが20人態勢で救助活動にあたりましたが、2日は悪天候などのため一旦打ち切りました。
3日午前7時ごろから、救助活動を再開し、警察官7人が現場付近へ向かいました。まずは現場の状況を見極めるとのことで、実際の捜索が可能かどうか判断することになるとみられます。
3人はロープワークの講習のため、大山に登っていて、なだれに巻き込まれたとみられるということです。
大山では、3月1日から2日までに新たに約40センチの積雪があり、大山を含む鳥取県西部にはなだれ注意報が発表されていました。