湘南DF大岩一貴が“お洒落アシスト”「相手のゴール前の方がノンプレッシャーでプレーできる」

[J1第2節]京都サンガF.C. 1-2 湘南ベルマーレ/3月2日/サンガスタジアムby KYOCERA

湘南ベルマーレは3月2日、J1第2節で京都サンガF.C.と対戦し、2-1で勝利した。

この日一番の驚きを提供したのは、湘南DF大岩一貴だろう。1-1で迎えた82分、杉岡大暉のコーナーキックをヒールで流し、ゴール前に待ち構えていた鈴木章斗の決勝弾を美しく演出。武骨な印象のあるCBが見せた意外な“お洒落アシスト”が勝負を決めたと言っても過言ではない。

【動画】大岩一貴の絶妙アシスト
大岩は試合後、勝ち越し弾のシーンを次のように回想した。

「決まって良かったです。ラッキーでした。低い位置よりも相手のゴール前の方がノンプレッシャーでプレーできるので、ああいうアイデアも出てくるのかなと」

大岩は昨季の第29節・セレッソ大阪戦でも、ループパスで大橋祐紀(現サンフレッチェ広島)のゴールをお膳立て。さらに同年の第33節・横浜FC戦では、正確にサイドネットへ流し込むシュートでチームのJ1残留を決める得点を決めている。

ボックス内で不意に見せる独創性は、普段は自陣ゴール前で感じている重圧からの解放が生み出しているのかもしれない。

取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)

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