不法残留疑いで警視庁が誤認逮捕 手続き中のフィリピン技能実習生

警視庁

 警視庁は3日、不法残留したとする入管難民法違反容疑で、フィリピン国籍の技能実習生の30代男性=東京都東村山市=を上野署が誤認逮捕したと発表した。男性は在留許可更新の手続き中だったが見落としていた。2日午後7時10分ごろに現行犯逮捕し、約1時間後に釈放して謝罪した。

 警視庁によると2日にJR上野駅で周囲を見回して歩く男性に鉄道警察隊の警察官が声をかけた。驚いた様子だったことから在留カードを確認すると期限が切れており、男性が「手続きを忘れていた」と話したため上野署に任意同行した。

 署は本部の国際犯罪対策課を通じて出入国在留管理庁に照会。手続きをしているとの回答があったが見落として逮捕した。

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