【NBA】八村塁が2本のダンク&3本の3ポイント含む23得点と躍動!しかしレイカーズはナゲッツに競り負け、レブロンの4万点到達に花を添えられず<DUNKSHOOT>

第1クォーターは11分56秒の出場とフル稼働した“日本の至宝”は、一度ベンチに下がったのち第2クォーター残り7分26秒にコートイン。残り5分58秒、ベースラインに走り込んでデイビスのアシストからダンクをお見舞いすると、残り3分半にはパワフルなアタックを仕掛け、左エルボー付近からフェイダウェイ気味のプルアップジャンパーを沈めてみせた。

前半だけで13得点を稼ぎ出した八村は、第3クォーターに入りさらに勢いに乗る。

残り8分35秒、リーブスのアシストを受けトップ・オブ・ザ・キーから3ポイントを沈めると、残り3分にはスペンサー・ディンウィディーのパスからコーナースリーを成功。直後のオフェンスではここまで長距離砲を3/3で決めてきた効果もあり、ペリメーター付近でのシュートフェイクでディフェンダーを跳ばせてから、ペイントアタックを仕掛けレイアップを成功させた。
第4クォーターは残り5分半にコートへ。ただ、ショットは放つも得点は奪えなかった。

最終的なスタッツは、36分50秒のプレータイムで23得点(フィールドゴール10/15、3ポイント3/4)、3リバウンド、2アシスト。今季7度目の20得点超えを記録したほか、ディフェンスでもフィジカルを活かしてヨキッチ相手に奮戦を見せた。

レイカーズの次戦は中1日空いて4日、同じく本拠地でオクラホマシティ・サンダーと対戦する。難敵相手に勝利を掴めるか注目だ。

構成●ダンクシュート編集部

現地時間3月2日(日本時間3日、日付は以下同)、ロサンゼルス・レイカーズは本拠地クリプトドットコム・アリーナでデンバー・ナゲッツと対戦。114-124で敗れ、今季成績をウエスタン・カンファレンス10位の33勝29敗(勝率53.2%)とした。

両軍のスターターは、レイカーズがディアンジェロ・ラッセル、オースティン・リーブス、八村塁、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスと、ここ最近はお馴染みのラインナップ。対するナゲッツはジャマール・マレー、マイケル・ポーターJr.、アーロン・ゴードン、ニコラ・ヨキッチという不動の先発陣に加え、個人的な理由により欠場したケンテイビアス・コールドウェル・ポープに代わってクリスチャン・ブラウンがスタメン起用された。

試合は第1クォーター、八村やリーブスがオフェンスを牽引し、残り3分時点で29-18とレイカーズが好スタート。しかしレブロンがベンチに下がった時間帯に追い上げられ、33-27で最初の12分間を終えた。

第2クォーターには歴史的瞬間が訪れる。残り10分39秒、レブロンが前人未到の通算4万点に到達。“キング”の偉大な記録に花を添えたいレイカーズは、66-58とリードして後半に突入した。
ここまで主導権を握られてきたナゲッツだが、第3クォーターに入りチャンピオンの底力を見せつける。残り6分半にマレーのレイアップで同点に追いつくと、残り4分からヨキッチの連続得点で勝ち越しに成功。その後は一進一退の攻防が続き、89-89のタイスコアで勝負の第4クォーターを迎えた。

ラスト12分、互いに一歩も譲らない展開のなか、ナゲッツが108-110の残り4分から16-4のランを仕掛けて勝負あり。昨季王者の実力を存分に見せつけ、レイカーズを粉砕した。

これで12試合連続の先発出場とスターターが定位置となった八村は、第1クォーター残り8分38秒、リーブスのパスを受けトップ・オブ・ザ・キーから今季好調の3ポイントをヒット。残り7分からはマレー相手に立て続けにミスマッチを突き、ポストアップとミドルジャンパーで連続得点を稼ぎ出す。残り3分半にはダンカースポットでリーブスのアシストを受け、強烈なダンクを叩き込んだ。

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