ホーム開幕戦「ぜひ勝ちたい」 浦和に新加入の渡辺選手、故郷で意気込み 「夢だったチーム、親孝行できた」

森田光一市長(右)にサイン入りボールを手渡す浦和レッズの渡辺凌磨選手=東松山市役所

 埼玉県東松山市出身のサッカーJリーグ・浦和レッドダイヤモンズの渡辺凌磨選手(27)が1日、同市の森田光一市長を表敬訪問した。今季から浦和に移籍した渡辺選手は、3日の埼玉スタジアムでのホームゲーム開幕戦を前に「ぜひ勝ちたい。浦和の優勝に貢献したい」と抱負を語った。

 渡辺選手は市内の小中学校を卒業後、群馬県の前橋育英高校に進み、2014年度のサッカー全国高校選手権準優勝に貢献、優秀選手に選ばれ、U-18日本代表入りを果した。その際のドイツ遠征が切っ掛けで、ドイツでプロデビュー。その後、アルビレックス新潟、モンテディオ山形、FC東京でプレー、今季から浦和に移籍。昨年はJ最優秀ゴール賞を受賞。ポジションはミッドフィールダー、フォワード、ディフェンダー、今期はサイドバックを担う。

 浦和への移籍について、渡辺選手は「(子どものころから応援し)夢だったチームでプレーできるのはうれしい、親孝行ができた。まずはチームの勝利に貢献するのが第一」と話した。

 森田市長は「常に『東松山』への思いを胸にプレーをしていたと知り、感謝します。ぜひ浦和でも活躍して、リーグ優勝を勝ち取ってほしい」とエールを送った。

 また、森田市長の「機会があったら(市内の)子どもたちに教えてもらいたい」との要望に、渡辺選手は「東松山にサッカースクールを開設したい」との構想を明らかにした。

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